植物療法。フランス語ではPHYTOTHÉRAPIEと書きます。

ギリシャ語のPhyton = 植物 と therapeia = 治療 の二つの単語に由来しています。

 

西洋の伝統医学から現代に続く、薬用植物を用いた自然療法です。

医学系の大学の講座として教えらている学問でもあります。

 

フランスでは現代植物療法として医療現場で用いられているだけでなく

セルフケアでティザンヌ(ハーブティー)や植物サプリメント、チンキ剤などが

広く活用されています。

 

"おばあちゃんの知恵"として受け継がれているようなものから

 臨床で用いられる専門的なものまで。家庭の中でも、薬局でも、病院でも。

 

 

 体を作るものは全て口にから食したものに由来します。

フィトテラピーでもそのことは大前提であり、薬膳や漢方医学などと

共通するところがあります。

 

適切な食事や生活習慣とともに

植物の成分を栄養補助として摂ることは

体内機能の調整に大いに役立つでしょう。

  

近年日本でフィトテラピーはナチュラル志向で美容と健康への

意識の高い方々に支持されています。

 

さらにフィトテラピーが多くの人の役に立つようになるために

薬剤師が積極的に関わるべきだと考えています。

植物の様々なかたち

植物療法に用いられる植物のかたちは色々あります。

 

乾燥ハーブ

ティザンヌ(ハーブティー)として飲むほか、ローションとして塗布したり入浴に使用したりもします。

 

粉末

凍結乾燥して微細化されます。液体に溶かしたりヨーグルトや蜂蜜と一緒にとりやすいですが、味の面で良くないものもあります。

 

カプセル(硬カプセル、軟カプセル)

準備が要らず飲みやすい、持ち運びやすいという利点がありますが、体質によりカプセルの素材に注意が必要です。

 

チンキ剤

ハーブをアルコールで抽出したものです。

水などに薄めて飲むます。

 

エキス剤 (乾燥エキス・流エキス)

アルコールとグリセリン等で抽出したエキスです。

 

精油(エッセンシャルオイル)

植物の水蒸気蒸留により得られる油溶性の芳香分子の集まりで、「アロマテラピー」として吸入、塗布、飲用に用いられます。

 

新芽・蕾エキス

植物の新芽や蕾をアルコール、グリセリン、水で抽出したエキスを水などに薄めて飲用する

「ジェモテラピー」に使われています。植物の発芽のために蓄えられた成分を摂取することができます。